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「知的生活の方法」渡部 昇一著

2008.12.06 (Sat)

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)知的生活の方法 (講談社現代新書 436)
渡部 昇一

講談社 1976-01
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私がはじめて、この本を読んだのは、次女が生まれてまだ間もない頃だったと思います。
「知的生活」をしたい、つまり本当に学びたいと思ったのは、高校時代・大学時代・OL時代でもなく、結婚して子供を生んだ後だったというのは、どうなんでしょう?
とにもかくにも、私が本当に学びたいと思った頃に出会ったのが、この「知的生活の方法」でした。
前回に紹介した「クオリティ・ライフの発想」も大変知的に刺激を受けるものでしたが、この「知的生活の方法」の方が、衣食住にわたって細かく考察が述べられています。時には歴史上の知的偉人の例を挙げながら、そしてもちろん、渡部先生ご自身のそれまでの実に人間味あふるれる知的体験術が披露されています。

この本には、当時の私が特に大切に思われた箇所にインデックスやラインを引いています。渡部先生は本を読んで、感銘を受けたところや関心の強い場所にはラインやしるしをつけることを薦めています。確か、勝間さんはライン等をつけると、今度読み返すときにその箇所が目に入りやすいので、それ以外のところの重要性を逃してしまうかもしれない、と仰っていたと思います。反対に渡部さんは、今度読むときには、大切な場所を押さえて読むので時間の短縮につながり、効率が良いと述べられています。

私は、勝間さんの言われることも、渡部さんの言われることも要を得ていると思えます。
ラインを引いた場合は、要約して読むことになり、もしかしたら一種のフォトリーディングになるのでは・・と思っています。実は、フォトリーディングはその方法について本で読んだだけで、実際にセミナーに参加して学んでいないので、確証はないのでないのですが・・。一方、勝間さんはフォトリーディングは慣れていらっしゃるので、きっとラインなどは引く必要がないのかもしれません。

それから、「タイム・リミット」、「ハマトンの見切り法」の項について。
渡部さんは、イギリスのケンブリッジ大学のスキートが大著「英語語源辞典」を作ったときの方法について、どんな難しい語源の単語にも3時間異常の調査はせず、「見切り」による制限をつけ、とにかく辞書を完成する方が学問に寄与するところが大きいと割り切ったことを語っています。
この例から、私たちも1日24時間を生きていることを踏まえて、時間の使い方は賢明に使うことを強調しています。たとえば、「万葉集」を読了する場合、どんな難しい短歌にも5分以上の時間をかけないこと、タイム・リミットをつけて読めば、比較的短時間に「万葉集」も読了できる。同じ理由で、「知的生活」著者ハマトンも、古典を読むときは、英訳対象になっているもので満足するようにと薦めているそうです。この見切りということは、勉強をする上で、場合によって仕事にも大切な点だと思えます。



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01:26  |  渡部 昇一先生  |  Trackback(1)  |  Comment(2)

「クオリティ・ライフの発想」 渡部 昇一氏著

2008.12.04 (Thu)

「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」神田 昌典/勝間和代 共著 で紹介されている渡部昇一先生は、ここ20年近く私にとって、知的な意味で心の中で師と仰いでいる方です。先生のご著書は、国家、政治、歴史やご専門の英語学、言語学について、それから知的生活についての優れた洞察と具体的な方法論は、私には、もう精神の栄養となって切っても切れないものになっていると言っても過言ではないと思っています。

ブログをよく拝見しているシジロさんから、渡部先生のお薦めの本はと、質問を受けたので、私なりに紹介したいと思います。

P1060369.jpg

写真の本は、「知的生活」や「知的発想法」に関連するものです。
渡部先生の本の中で特に私のお気に入りのものを集めてみました。
これらの本は、今でも時々本棚から出して読み直すことがあるものです。

クオリティ・ライフの発想―ダチョウ型人間からワシ型人間へ (1977年)
渡部 昇一
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5 忙しい人ほど沈黙の時間が必要



「知的生活の方法」と同じく知的生活を送る上で実生活で役に立つこと、たとえば「散歩の効用」について。散歩の時間は、知的時間帯になるということ。つまり日常の時間間隔から離れて、過去や未来の時間に自由に出入りできるもの、「時間からの自由-なんと人間的なことではないか。」と語られています。

また、知性をインテリジェンスとインテレクトに分けて説明されています。インテリジェンスとは、一般に学校の成績に直結するような頭の良さ、そしてインテレクトとは、もっと根源的な内省的なもの(だと私は理解しています)。例えば、経営者的発想がインテレクト、社員的もしくは管理職的発想がインテリジェンスと言えます。前者は社会、時には地球や宇宙規模で俯瞰すること、後者はそのときそのときの実務をこなす能力と言えそうです。渡部氏は、地に足をつけて歩くダチョウと、ゆうゆうと空を飛ぶワシを例に挙げて説明されています。

続きはまた次回に・・。

18:02  |  渡部 昇一先生  |  Trackback(1)  |  Comment(5)
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